
施工の日
「この家を、なぜ残したいのですか」
きれいになった家を撮る前に、残したい場所を選びました。朝の光が差す玄関。家族が集まる窓辺。その日の気持ちも、最初の一ページに書き残します。

A STORY OF TIME
建物を大切にしてきた時間は、残すことができます。
これは実在するお客様の事例ではありません。
きれいになった日を最初の一ページにして、変わらない姿を年月とともに重ねる。いつか建物を譲る日に、その記録も想いと一緒に手渡す。私たちは、そんな「建物の履歴書」をつくりたいと考えています。
STORY 01 / HOUSE
住み始めて8年。潮風と雨にさらされながらも、家族の時間が積み重なってきた家です。

きれいになった家を撮る前に、残したい場所を選びました。朝の光が差す玄関。家族が集まる窓辺。その日の気持ちも、最初の一ページに書き残します。

去年と同じ場所に立ち、同じ家を見る。大きな出来事はありません。ただ、変わらずにある姿が一枚増えました。履歴書には、今年の家族の出来事も添えました。

この家を次の人へ譲る日、履歴書を開きます。大切にしてきた場所と、変わらずにあった時間。「これまでと同じように、大切に使ってください」。その言葉と一緒に、記録を渡します。
STORY 02 / BUILDING
多くの人が働き、行き交う建物。所有者にとっては、父の代から預かってきた時間でもあります。

道路から最初に見える壁、毎朝テナントの人が通る入口。きれいになった姿を記録し、この建物をどんな場所として残したいかを書きました。

去年の写真と今年の写真を並べます。そこに残るのは、建物の外観だけではありません。この場所で働いた人、訪れた人、その一年の時間です。

何年分もの写真を並べると、建物を守ってきた時間が見えてきます。建物だけでなく、その時間と責任も、次の人へ渡していきます。